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スポーツ 2021.08.11

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多治見西高等学校

高校総体ソフト 多治見西高初V 「日本一の夢達成 うれしい」

市役所を訪問した全国高校総合体育大会で優勝したメンバーら=多治見市役所で

市役所を訪問した全国高校総合体育大会で優勝したメンバーら=多治見市役所で

 先月末の全国高校総合体育大会ソフトボールで、多治見西高校ソフトボール部が県勢初の優勝を果たした。メンバーらが10日、多治見市役所で古川雅典市長を訪問し、快挙を報告した。

 大会初日の試合が雨天で流れ、新型コロナウイルス感染症予防の観点から準決勝、決勝が打ち切りになった今大会。多治見西高は、7月31日の準々決勝で今春の全国大会でベスト4の岡山県代表の創志学園高校を2-0で破り、準決勝まで勝ち上がった4校の同時優勝が決まった。

 大会では投打が見事にかみ合った。投げては2投手が4試合中失策による1失点のみに抑えた。キレのある速球を投げるエースの新屋投手(3年)と、ピンチの場面でも動じない強心臓の伊藤投手(同)が躍動した。

 打線は大会通じて19得点と奮起した。1点を争う場面でのスクイズや長打など個々が役割を果たし、勝ちに結び付けた。

 この日、ベンチ入りメンバー18人が首にメダルをかけて来庁。小川主将(同)は「優勝してきました」とはにかみながら報告した。古川市長は「OBは何回も何回も優勝の壁にぶち当たってきたが、一発壁を突き抜けた。この素晴らしい伝統を継続してほしい」と話した。

 同校としては創部69年目で悲願の全国制覇。小川主将は「絶対に負けたくない気持ちで戦った。目標にしていた日本一の夢を達成できてうれしい」と話した。

 上松美香子監督(55)は「スーパースターはいないチームだが、強豪ぞろいのブロックを勝ち抜いての優勝は全員でなしえた結果。選手たちは本当によく頑張った」と改めてたたえた。(脇阪憲)

(2021年8月11日 中日新聞朝刊東濃版より)

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