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お知らせ 2021.08.04

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聖霊高等学校

「秘書役」市長に同行も 聖霊高生が就業体験

新型コロナワクチン集団接種会場で検温作業を体験する長谷川さん(右)、竹内さん(右から3人目)と近藤市長(同4人目)=日進市栄5のトヨタ自動車日進研修センターで

新型コロナワクチン集団接種会場で検温作業を体験する長谷川さん(右)、竹内さん(右から3人目)と近藤市長(同4人目)=日進市栄5のトヨタ自動車日進研修センターで

 瀬戸市の聖霊高校の生徒がインターンシップ(就業体験)を実施している。2年の竹内さん(17)と長谷川さん(16)は1~3日、日進市の近藤裕貴市長の「秘書役」として公務に同行した。

 同校は毎年、1、2年生が企業や行政機関などで、企画や商品開発の発表などさまざまな経験を積んでいる。今回はキャリア教育に力を入れたい同市も初めて協力。瀬戸商工会議所や名古屋市の福祉施設など約40の受け入れ先に、約100人の生徒が応募したという。同校と就業先の橋渡しをするNPO法人アスクネット(名古屋市熱田区)担当者は「首長が全面協力する事例はあまりない」と話す。

 大学進学志望で公務員を目指す2人は、市長と一緒に保育園や保健センターなどを視察し、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場では、検温作業も体験した。

 尾張旭市在住の竹内さんは、保育園で園長からやりがいについての熱い思いを聞き、「内向的な性格を変えてくれた小3のときの担任の先生のようになりたいと思っていたけど、保育園もいいかな」と心が揺らいだ様子。

 地元・小牧市の広報課で働き、市の知名度向上や魅力を発信する広報紙を作りたいという長谷川さんは、市長から、まちを良くしたいのなら市長になればといわれ「それもありなのかと思った。今回の経験で知らなかったことをたくさん知った。きっと将来が変わってくると思う」と手応えを感じたようだった。(平木友見子)

(2021年8月4日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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