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スポーツ 2021.07.10

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伊勢学園高等学校

共学化13年目の伊勢学園高 弓道の男子団体初の高校総体出場

インターハイに向けて練習する伊勢学園高弓道部員ら=伊勢市黒瀬町の同高で

インターハイに向けて練習する伊勢学園高弓道部員ら=伊勢市黒瀬町の同高で

 5月の県高校総体弓道男子団体の部で優勝した伊勢学園高校(伊勢市黒瀬町)が、今月下旬から新潟県で開かれる全国高校総体(インターハイ)に出場する。女子校から共学化して13年目、初めて男子の団体種目で全国大会に歩みを進めた。(高橋信)

 同校は1963年創立の伊勢女子高校が、2009年に共学になり、校名も改めた。同校によると、他部も含め、個人では男子選手がインターハイに出場したことがあるが、団体種目での出場は初めてだという。顧問の橋本正和教諭(64)は「共学になった初年度から男子部員も入ってくれていた。悲願だったので定年の前年にかなってうれしい」と笑みを浮かべる。

■女子の過去最高ベスト16目標

 現在の部員は男女合わせて21人。入部時には全員が初心者で、28メートル先の的まで当てるどころか、届かない部員ばかりだったという。橋本教諭は「今年のチームはとにかく練習に対する取り組み方が真剣。実力的には先輩たちとそう変わらないと思うが、そういう部分で、一番強さがあると思う」と語る。県総体男子団体では、5人で計120射のうち、70射を的に当てて優勝。個人でも優勝した2年、松嶋さん(17)は24射中、20射も命中させた。

 6月の東海総体でも3位となるなど勢いに乗る。橋本教諭は「まずは32校に絞られる予選通過が目標。女子の過去最高だったベスト16を目指してくれればうれしい」と語り、松嶋さんは「個人では全国優勝が目標」と意気込んでいる。

(2021年7月10日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)

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