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高校野球 2021.05.03

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愛知工業大学名電高等学校

愛工大名電がV 県高校優勝野球大会 享栄に6-1

先制本塁打を含む3安打の活躍を見せた愛工大名電の4番宮崎=岡崎市民球場で

先制本塁打を含む3安打の活躍を見せた愛工大名電の4番宮崎=岡崎市民球場で

 第71回県高校優勝野球大会の決勝が2日、岡崎市民球場であり、愛工大名電が6-1で享栄に勝ち、12年ぶり11回目の優勝を決めた。両校は、20日に三重県で始まる春季東海地区大会に出場する。

 序盤に小刻みに加点して優位に立った愛工大名電が、2投手の継投で試合の主導権を渡さず、逃げ切った。

 愛工大名電は2回、4番宮崎が本塁打を放ち先制。4回までに7安打を集めて5点を奪った。

 享栄は3番手の肥田投手が5回途中から登板し、最速149キロの直球を武器に好投したが、打線が反撃できなかった。

■愛工大名電・宮崎選手 流れ生んだ「自分のスイング」

 4番の一振りが打線に勢いを呼び込んだ。愛工大名電・宮崎選手(3年)は2回に先頭打者に立ち、相手の直球をフルスイング。白球は左翼線内側の外野席に飛び込んだ。「フライかと思ったが風に乗った。自分のスイングができて結果につながってよかった」と振り返った。

 主軸のバットが優勝の原動力となった。この日は、本塁打を含む5打数3安打。前日の準決勝では4安打放った。大会一番の打席に挙げたのは、準々決勝の東邦戦での9回サヨナラ適時二塁打。「絶対打たないといけない場面。一番集中した。あの打席から自分のスイングができるようになった」と大会を振り返った。

 「走者がいれば全部かえす。単打も長打も打てる打者になりたい」と、強豪校の4番像を描く。倉野監督も「大事な試合で4番の働きができた」と活躍を認めた。視線は次に向かう。「東海大会で優勝し、その流れで必ず甲子園に行きます」。上昇気流に乗り、突き進む。

▽決勝
愛工大名電 022100001|6
享栄 001000000|1
(愛)田村、野崎-藤山
(享)浜田、藤本、肥田-大石、関
本塁打宮崎(愛)

(2021年5月3日 中日朝刊県内版より)

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