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スポーツ 2021.04.04

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愛知工業大学名電高等学校

フェンシング 愛工大名電躍進 全国高校選抜・フルーレ 男子V 女子準V

男女とも大活躍を見せた愛工大名電高フェンシング部の選手たち=大阪市で

男女とも大活躍を見せた愛工大名電高フェンシング部の選手たち=大阪市で

 新型コロナウイルスで2年ぶりの開催となったフェンシングの全国高校選抜大会で、愛工大名電高の活躍が目立った。男子フルーレが21年ぶりの優勝を果たし、女子フルーレは競技歴半年に満たない初心者を擁しながらも準優勝を飾った。

 大阪市内で3月30日にあった団体戦。男子は初戦から接戦続きで、決勝も埼玉・立教新座高に終始、リードされる苦しい展開。だがエペの17歳以下の日本代表、弓長選手(2年)が4点差に縮めると、最終セットで河村選手(3年)が逆転。エースとしての重責を果たした河村選手は「1、2回戦はプレッシャーで動きが悪かったが、だんだん納得いくプレーができるようになっていった」と振り返った。

 女子は昨年11月に競技未経験の田中選手(2年)が入部し、ようやく団体戦に出場できる部員3人がそろった。2回戦で優勝の本命、東京・東亜学園高と当たった。33-40と敗色濃厚で迎えた最終セット、山田選手(2年)が鮮やかに逆転。この試合で45点中、30点を一人で挙げた山田選手は「うれしくて思わず涙が出ちゃった」。

 選手たち自身も予想していなかった躍進。決勝は「楽しもうねって、重たい空気にもならずやれた」と長谷川選手(2年)は明かす。敗れはしたが、最高の笑顔が弾んだ。 (多園尚樹)

(2021年4月4日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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