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高校野球 スポーツ  2021.04.01

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中京大学附属中京高等学校

最終回 反撃及ばず力尽く 中京大中京 決勝逃す スタンドから温かい拍手

決勝進出を逃し、グラウンドを後にする中京大中京ナイン=甲子園球場で

決勝進出を逃し、グラウンドを後にする中京大中京ナイン=甲子園球場で

 甲子園球場で開かれている第93回選抜高校野球で、中京大中京(名古屋市昭和区)は31日、準決勝で明豊(大分)と対戦。4-5で惜敗し、1997年以来の決勝進出はならなかった。最後まで力を尽くしたナインに、スタンドからは温かい拍手が送られた。 (大野雄一郎、西田直晃)

 中京大中京は1回、4球と安打に盗塁を絡め、2死二、三塁の好機をつくったが、相手の好守に阻まれ得点を逃した。その後中盤まで、明豊の左腕太田投手(3年)の緩急をつけた投球を打ちあぐねた。

 一方、先発の柴田投手(同)は、立ち上がりは上々だったが、4回に4本の長短打を浴びて5点を失った。後を受け、4回途中からエース畔柳投手(同)が登板。6回まで打者7人を完璧に封じ込めた。

 好投に応え、打線も反撃を開始。5回2死二塁で杉浦選手(同)の右前適時打、6回1死二、三塁から加藤選手(同)の左前2点適時打で2点差に。追撃ムードに沸くアルプススタンドで、加藤選手の父晃さん(52)は「前の打席はチャンスで凡退。重圧の中でよく結果を出した」とたたえた。7回、大江投手(2年)が公式戦初マウンドに立ち、父立造さん(53)は「息が止まるかと。こんな大事な場面で」。起用に応え、3イニングを無失点で切り抜けた。

 最終回、連打で無死一、三塁の絶好機を迎えたが、ちぐはぐな攻撃で1点止まり。しぶとく粘ったものの最後に力尽きた。

明豊 000500000|5
中京大中京 000012001|4
(豊)太田、京本-簑原
(中)柴田、畔柳、大江-加藤

(2021年4月1日 中日新聞朝刊県内版より)

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