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高校野球 スポーツ  2021.03.31

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中京大学附属中京高等学校

5度目Vへ平常心で 中京大中京 きょう準決勝 明豊戦

ストレッチをする中京大中京の選手たち=兵庫県西宮市で(代表撮影)

ストレッチをする中京大中京の選手たち=兵庫県西宮市で(代表撮影)

 第93回選抜高校野球大会で4強を決めている中京大中京(名古屋市昭和区)。1966(昭和41)年以来の5度目の優勝に向け、31日の準決勝で明豊(大分)と対戦する。ここまで全試合に先発したエース畔柳投手(3年)の疲労や球数制限に注目が集まるが、原主将(同)は「やることは変わらない。自分たちのペースで野球をしたい」と平常心で臨む。

 中京大中京は2回戦以降、打線が勢いづく。常総学院戦で4安打した杉浦選手(3年)と、ここまで6打点の加藤選手(同)が好調を維持。当初のメンバー外から抜てきされた櫛田選手(3年)は全試合で適時打を放つなど、ラッキーボーイ的な存在になっている。

 中軸の桑垣、原、辻の各選手(いずれも3年)は3人で四死球10、犠打飛7を記録し、つながりは悪くない。走塁も次の塁を狙う姿勢が随所に見られ、3試合で23安打23得点と効率がいい。

 守りは畔柳投手の好投が光る。3試合で防御率は0.36。大会前に話していた「甲子園でベストピッチングをする」との言葉どおりの活躍だ。球数制限で継投もあり得るだけに、左腕の柴田投手(同)らの奮起が鍵を握る。3試合で失策1の野手陣はミスなく投手陣を支えたい。

 ナインは30日、兵庫県西宮市内で約2時間、打撃練習などで調整した。高橋源一郎監督は「3試合で硬さが取れ、状態はいい。試合の入りからしっかりと集中したい」と話した。 (大野雄一郎)

■準々決勝までの対戦成績

【中京大中京】相手校   スコア
1回戦    専大松戸  2-0
2回戦    常総学院  15-5
準々決勝   東海大菅生 6-0

【明豊(大分)】相手校   スコア
1回戦    東播磨   10-9
2回戦    市和歌山  2-1
準々決勝   智弁学園  6-4

(2021年3月31日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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