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高校野球 スポーツ  2021.03.30

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中京大学附属中京高等学校

序盤から勢い 反撃許さず 中京大中京 4強

4強進出を決め、笑顔を見せる畔柳投手(中央右)ら中京大中京ナイン=甲子園球場で

4強進出を決め、笑顔を見せる畔柳投手(中央右)ら中京大中京ナイン=甲子園球場で

 甲子園球場で開かれている第93回選抜高校野球大会で、中京大中京(名古屋市昭和区)は準々決勝で東海大菅生(東京)と対戦。6-0で快勝し、準優勝した1997年以来の4強入りを果たした。準決勝は31日に予定され、明豊(大分)と対戦する。 (大野雄一郎)

 中京大中京は1回、連続4球で無死一、二塁のチャンスをつくると、桑垣選手(3年)の犠打が敵失を誘い、2点を先制。さらに櫛田選手(同)が3試合連続の打点となる左前適時打を放ち、3点目を挙げた。5回には無死一塁で4番打者の原主将(同)が送りバントの構えを見せ、4球で出塁。1死二、三塁から好調の加藤選手(同)が中前適時打を放ち、東海大菅生を突き放した。

 守っては、5日間で3試合目の登板となるエースの畔柳投手(同)が、138球の熱投で相手打線を完封。最後の打者を中飛に打ち取ると、スタンドからも大きな拍手が送られた。

■足を絡めて投手攻略

 中京大中京・高橋源一郎監督 何とか先取点を取りたかったので、相手投手の立ち上がりに足を絡めて攻略していきたいと思っていた。終盤は継投も考えていたが、ゲームの流れを見て、きょうの試合をしっかり勝つため最優先の決断をした。

■自分たちの野球やる

 中京大中京・原主将 畔柳にはチーム全員が絶大な信頼を置いており、素晴らしい投球をしてくれるので(守っていても)安心して見ていられる。4強は日本一に向けての通過点。次の試合も特に何かを変えることなく、自分たちの野球をやるだけです。

■初回、ミスで自滅した

 東海大菅生・若林弘泰監督 (本田投手は)初回に4球とバント処理のミスで自滅してしまい、無安打で先制点を与えてしまった。ミスで献上した点ばかりだったのが負けた要因だと思う。課題は残ったが、また鍛え直してもう一回夏に戻ってきたい。

■直球を見極められず

 東海大菅生・栄主将 打撃面でも守備面でも自分たちの悪い面が出てしまい、ああいう展開になってしまった。試合前から(畔柳投手の)高めの直球を見極めていこうと話をしていたが、すごく良い球を放っていて、なかなか見極められなかった。

中京大中京 310020000|6
東海大菅生 000000000|0
(中)畔柳-加藤
(東)本田、松永-福原

(2021年3月30日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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