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緊迫の初戦一振り走破 中京大中京接戦を制す
甲子園球場で開催中の第93回選抜高校野球大会で、中京大中京(名古屋市昭和区)が1回戦に登場。専大松戸(千葉)を2-0で破り、歴代1位タイとなる春通算56勝目を挙げた。27日に予定されている2回戦で、ベスト8入りを懸けて常総学院(茨城)と対戦する。 (大野雄一郎)
試合は序盤から両投手が持ち味を出し合う展開。中京大中京の畔柳投手(3年)は序盤に球が上ずり、2回には二死三塁のピンチを招いたが、後続を力強い直球で見逃し三振に打ち取り、失点を許さない。
一方、打線は相手の深沢投手(同)から2回、4回と得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ず均衡状態が続いた。アルプススタンドにいた畔柳投手の母(49)は「球数が多いのが気掛かり。とにかく失点だけはしないで」と祈るような視線を送った。
試合が動いたのは7回。先頭の原主将(3年)が死球で出塁し、辻選手(同)の犠打で二塁に進むと、打順は途中出場の櫛田選手(同)へ。左前への鋭い当たりに左翼手のダイビングキャッチが及ばず、打球が転々とする間に櫛田選手も一気に生還。応援団も青色のメガホンをたたいて喜んだ。9回に畔柳投手が奪三振で試合を締めると、スタンドからも「よし」と声が上がり、ナインに大きな拍手が送られた。
専大松戸 000000000|0
中京大中京 00000020x|2
(松)深沢-加藤
(中)畔柳-加藤
本塁打 櫛田1号(2)(深沢)
(2021年3月26日 中日新聞朝刊県内版より)
試合は序盤から両投手が持ち味を出し合う展開。中京大中京の畔柳投手(3年)は序盤に球が上ずり、2回には二死三塁のピンチを招いたが、後続を力強い直球で見逃し三振に打ち取り、失点を許さない。
一方、打線は相手の深沢投手(同)から2回、4回と得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ず均衡状態が続いた。アルプススタンドにいた畔柳投手の母(49)は「球数が多いのが気掛かり。とにかく失点だけはしないで」と祈るような視線を送った。
試合が動いたのは7回。先頭の原主将(3年)が死球で出塁し、辻選手(同)の犠打で二塁に進むと、打順は途中出場の櫛田選手(同)へ。左前への鋭い当たりに左翼手のダイビングキャッチが及ばず、打球が転々とする間に櫛田選手も一気に生還。応援団も青色のメガホンをたたいて喜んだ。9回に畔柳投手が奪三振で試合を締めると、スタンドからも「よし」と声が上がり、ナインに大きな拍手が送られた。
専大松戸 000000000|0
中京大中京 00000020x|2
(松)深沢-加藤
(中)畔柳-加藤
本塁打 櫛田1号(2)(深沢)
(2021年3月26日 中日新聞朝刊県内版より)