お知らせ 2021.03.21
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元気でないと人助けできぬ 桜丘高 宮城の元船長が震災体験語る
東日本大震災の津波で孤立した宮城県気仙沼市の沖にある大島で、震災直後に島民唯一の足として活躍した臨時船「ひまわり号」の元船長菅原進さん(78)による講演会が20日、豊橋市の桜丘高校であった。
豊橋東ロータリークラブ(RC)が発災10年の追悼事業として開催。「奇跡の連絡船ひまわり号から東日本大震災を学ぶ」をテーマに、生徒やRC関係者ら約50人が耳を傾けた。
震災時、海上にいたひまわり号は運良く津波による転覆から免れた。大型の定期船が運航不能になる中、無償で住民や物資を運び続けた。3年前には本土と大島をつなぐ橋ができたことで役目を終えたが、菅原さんらが震災遺構として残す活動を進めている。
菅原さんは、大津波を船で乗り越えた時の話や、被災地で使命感に燃えて毎日運航した日々を紹介。「自分が元気でないと、人を助けることはできない。若者は元気に頑張ってほしい」と生徒らにエールを送った。
2年の女子生徒は「直接経験してない話を聞けるのは貴重なことで勉強になった」と感謝した。 (斎藤徹)
(2021年3月21日 中日新聞朝刊三河版より)
豊橋東ロータリークラブ(RC)が発災10年の追悼事業として開催。「奇跡の連絡船ひまわり号から東日本大震災を学ぶ」をテーマに、生徒やRC関係者ら約50人が耳を傾けた。
震災時、海上にいたひまわり号は運良く津波による転覆から免れた。大型の定期船が運航不能になる中、無償で住民や物資を運び続けた。3年前には本土と大島をつなぐ橋ができたことで役目を終えたが、菅原さんらが震災遺構として残す活動を進めている。
菅原さんは、大津波を船で乗り越えた時の話や、被災地で使命感に燃えて毎日運航した日々を紹介。「自分が元気でないと、人を助けることはできない。若者は元気に頑張ってほしい」と生徒らにエールを送った。
2年の女子生徒は「直接経験してない話を聞けるのは貴重なことで勉強になった」と感謝した。 (斎藤徹)
(2021年3月21日 中日新聞朝刊三河版より)