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お知らせ 2021.02.27

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桜花学園高等学校

桜花学園高生徒「保育園で会いたかったよ」 コロナで実習中止に 代わりに園児へ手紙

職員(右)にキャラクターの絵などを描いた手紙を手渡す生徒ら=昭和区の瑞雲保育園で

職員(右)にキャラクターの絵などを描いた手紙を手渡す生徒ら=昭和区の瑞雲保育園で

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で保育園での実習ができなかった桜花学園高校(昭和区)の保育コースの生徒が、実習予定だった保育園の園児に向けて手紙を書いた。26日に、同校生徒が同区の瑞雲保育園を訪れ、手紙を職員に手渡した。

 同校は、保育士を目指す保育コースがあり、毎年春と秋の2回、近くの瑞雲保育園と名広愛児園で実習を行う。しかし、本年度は新型コロナの影響で2回とも中止となった。

 コロナ禍でも子どもたちと触れ合う機会を持ちたいと、手紙を書くことを企画。生徒たちはアンパンマンなどのキャラクターを描いたり、折り紙や切り絵などを台紙に貼って華やかに仕上げたものなど、計76通を制作した。

 この日は、保育コース3年の4人が瑞雲保育園を訪れ、36通の手紙を職員に手渡した。受け取った職員は「実習はできなくて残念だけど、ぜひ保育士を目指して頑張ってね」などと生徒に声を掛けた。

 3年の女子生徒(18)は「市内でも珍しい保育実習ができなくて残念。子どもたちには会いたかったよ、と言う気持ちを込めて丁寧に手紙を書いた」と話した。(蓮野亜耶)

(2021年2月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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