スポーツ 2021.01.08
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車いすバスケ 楽しく難しい 栄徳高3年が体験教室

ボールをパスしようとする生徒=長久手市の栄徳高で
同校は、同市社会福祉協力校に指定されている。例年9月の文化祭で、障害者スポーツ「ボッチャ」や車いすの試乗会をボランティア部の生徒らが開いている。本年度は新型コロナウイルスの影響で中止となり、時期をずらして教員らが企画。名古屋市内のチーム「名古屋WBC」に所属する前川信親選手(62)を講師に招いた。
前川選手は、バスケットボールと基本のルールが同じことや、ボールを持って車いすを手でこぐ「プッシュ」が連続2回までと説明。軽やかに見本を見せると生徒から歓声が上がった。代表生徒がシュートの練習後、4対4のミニゲームに挑戦。こぐのと同時にドリブルするなど慣れない動作に戸惑いながらも積極的に動いていた。
男子生徒(17)は「座ったままのバスケはこつをつかむのに時間がかかりそう」と話した。前川さんは「東京パラリンピックを前に少しでも興味を持ってもらえれば」と伝えていた。
(西川侑里)
(2021年1月8日 中日新聞朝刊なごや東版より)