第１４０回中日旗争奪全三河高校野球大会（県高校野球連盟３河支部主催、中日新聞社共催）は１９日、２回戦４試合が刈谷球場などであり、豊田大谷、安城、科技豊田、豊川が準決勝に駒を進めた。準決勝は２５日に豊田市運動公園野球場であり、豊田大谷と科技豊田、安城と豊川が対戦する。

■豊田大谷が９回決勝点

◇刈谷球場
豊田大谷　０１１２００００１―５
愛産大三河　０１１１１００００―４
（豊）三代－落合
（愛）宮下、横山－桜井

　豊田大谷が最終回に勝ち越し、競り勝った。

　豊田大谷は同点で迎えた９回、四球や敵失でつくった２死一、二塁の好機で、梅田の打球が敵遊の失策を誘い決勝点を挙げた。

　愛産大三河は三度追いつく粘りを見せたが、及ばなかった。

■科技豊田　出口投手が完封

◇刈谷球場
桜丘　０００００００００―０
科技豊田　２０００１０１２ｘ―６
（桜）今原、岩原、三木－伊藤大
（科）出口－八木

　投打がかみ合った科技豊田が快勝した。

　科技豊田は１回、藤田の二塁打を足掛かりに２点を先制。８回には５安打を集めてダメ押しの２点を挙げた。投げては出口が要所を締め、相手打線を完封した。

　桜丘は７安打を放ったが、あと１本が出なかった。

■１４安打　安城が打ち勝つ

◇豊田市運動公園野球場
西尾東　０１８００００００―９
安城　７２２０００３０ｘ―１４
（西）山田、都築、小柴、橋本、内藤－加藤
（安）市川剣、安部－市川剛

　安城が１４安打１４得点し、乱打戦を制した。

　安城は１回に７点を先制したのを皮切りに、３回には長谷川が左翼線へ適時二塁打を放ち、２点を追加。７回にも４本の長短打を集めて３得点し、突き放した。

　西尾東は３回に打者一巡の猛攻で８点を挙げ、同点に追い付いたが、中盤以降は打線が沈黙した。

■投打で圧倒　豊川が快勝

◇豊田市運動公園野球場
渥美農業　０００１０００００―１
豊川　２０００２０３０ｘ―７
（渥）東原、西山－鈴木
（豊）米庄、星野－家田

　着実に得点を重ねた豊川が逃げ切った。

　豊川は１回、中神と立花の適時打で２点を先制して流れをつくると、中盤と終盤の好機にも加点。投げては米庄と星野の継投で最少失点に抑えた。

　渥美農業は４回、夏目の内野安打で１点を返したが、その後は好機をつくれなかった。

（2019年5月20日　中日新聞朝刊三河総合版より）