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スポーツ 2020.12.28

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桜花学園高等学校

桜花学園が決勝進出 全国高校バスケ 積極プレーで好機つかむ

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は27日、東京都渋谷区の東京体育館で女子準決勝があった。前回王者の桜花学園(名古屋市)は高知中央を84-64で破り、28日の決勝に進出した。2年連続23回目の優勝を懸け、東京成徳大高(東京)と対戦する。

 桜花学園が序盤からリードする展開。ゾーンで守る相手を突き放せない中、主将の江村選手(3年)を中心に、フリーの選手にパスを回して守備を崩し、着実に得点を重ねた。ゴール下でもチームで相手の2倍の計64本のリバウンドを取り、隙を見せなかった。

■江村主将「笑顔で終わりたい」

 準決勝までの5試合で出場チーム最多の計526得点という圧倒的な攻撃力を見せてきた桜花学園。一方、1試合平均の失点は48.6でこちらも出場チーム最少。ゴール下でのリバウンドや相手からボールを奪うスティールといった積極的なプレーでチャンスをつくり、確実に決めてきた。

 チームを引っ張るのは3年生で主将の江村選手とアマカ選手。昨年の決勝も前田選手と同学年3人で40分間コートに立ち、チームの優勝に貢献した。

 江村選手は司令塔として試合をコントロールするが、得点力も高い。準決勝は「チームが少しかたいので自分で点を取りに行った」とスティールからのシュートなどで31得点した。

 センターのアマカ選手は、これまで計149得点98リバウンドで、いずれも出場選手最多。同じくセンターでスタメン唯一の2年生、朝比奈選手は相手コースをふさぎ、リバウンドを取ってチームを支える。

 決勝を戦う東京成徳大高を、井上真一監督は「簡単には勝てない」とみる。5試合計511得点を稼ぎ、準々決勝の安城学園戦など接戦をものにしてきた。江村選手は「皆で一緒に最後は笑顔で終わりたい」と意気込んだ。

 (鈴木凜平)

(2020年12月28日 中日新聞朝刊県内版より)

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