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スポーツ 2020.12.27

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桜花学園高等学校 安城学園高等学校 美濃加茂高等学校

桜花圧勝で4強

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は26日、東京体育館で女子の準々決勝と男子の3回戦が行われた。女子では連覇を狙う桜花学園(愛知)が97-55で京都精華学園に勝って順当に4強入り。安城学園(愛知)は東京成徳大学高に土壇場で試合をひっくり返されて94-96で惜敗した。男子は美濃加茂(岐阜)が大会2連覇中の福岡第一に58-96で敗れ、8強入りを逃した。

■江村攻守で存在感

 まさに王者の戦いだった。桜花学園は持ち味の鉄壁ディフェンスで一度もリードを奪われることなく4強に進出。それでも江村主将(3年)は「優勝ばかり見ていてはいけない。一戦一戦、桜花らしいバスケを全力を出し切るだけ」と気を引き締める。

 第1クオーター(Q)で12点差を一時2点差に詰められたが相手の反撃もここまで。ディフェンスを組み立て直してリズムをつかむと、第2Qからは江村と留学生のアマカを中心に猛攻。最多の32得点を挙げた江村は、守備でも体格差のある相手の留学生選手に仕事をさせない気迫あふれるプレーを披露し、攻守で圧倒的な存在感を見せた。

 圧勝と呼べる内容だが、江村は「一人一人のポジショニングなどまだ甘い部分もある。ディフェンスからしっかりやっていきたい」と決して慢心はない。連覇まであと2勝。女王が狙うのは圧倒的なバスケでの優勝だ。 (関俊彦)

(2020年12月27日 中日スポーツ7面より)

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