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スポーツ 2020.12.26

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美濃加茂高等学校

男子 美濃加茂7年ぶり16強 全国高校バスケ

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は25日、東京体育館で男子の2回戦と女子の3回戦が行われ、男子は美濃加茂(岐阜)が80-69で新田(愛媛)に競り勝って16強に進出。女子は前年覇者の桜花学園(愛知)と安城学園(同)がいずれも8強に駒を進めた一方、前年準Vの岐阜女子は第4クオーターで逆転を許し、67-70で昭和学院(千葉)に敗れた。

■ゴール下に強さ

 美濃加茂がゴール下の強さと落ち着いた試合運びを見せ、7年ぶりに16強に進出した。林龍幸監督(52)は「もっと突き放したかったが、ディフェンスは出来過ぎ」と納得の表情を浮かべた。

 序盤から、ナイジェリアからの留学生アーノルド選手(3年)を中心に攻め、常にリード。点差は広げられないが、林監督が「ほとんど練習してない」というゾーンディフェンスで相手に流れを渡さない展開。第4Qで、この試合唯一のリードも奪われたが、冷静さを失うことなく、すぐさま逆転すると最後は足が止まった相手を一気に攻め立てた。

 目標の8強まであと1勝。ただその前には2連覇中の王者・福岡第一が立ちはだかる。それでも林監督が「走り合いとリバウンドが鍵になる。ガチンコでどこまでいけるか」と不敵に笑えば、チームの柱である落合選手(3年)も「挑戦者の気持ちでぶつかりたい」と意気込む。勢いそのまま波乱を巻き起こしてみせる。 (関俊彦)

(2020年12月26日 中日スポーツ6面より)

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