スポーツ 2020.12.20
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全国高校駅伝 きょう号砲 豊川 入賞狙う 序盤がカギ
■1区安藤で食らいつき 2区大塚で差を詰める
全国高校駅伝大会は、20日に京都市のたけびしスタジアム京都発着のコースで男子が42.195キロ、女子が21.0975キロのレースが行われる。大会前日の19日は同市の市民スポーツ会館で監督会議が開かれ、各校のオーダーが発表された。7年連続出場となる男子の豊川(愛知)は1、2区の計13キロをポイントとし、主将の安藤圭佑(3年)と大塚直哉(2年)を起用。序盤でペースをつかむ作戦で入賞を狙う。
入賞を狙うからこそ、序盤から勝負をかける。豊川の土屋貴幸監督(26)は仙台育英(宮城)や佐久長聖(長野)など上位12~13校の入賞争いになると想定。大エースがいない今年の布陣だからこそ、早めに脱落するわけにはいかない。
「3区に入るところで入賞の見えるところにいたいです。なんとか1、2区を我慢したい。特に1区」と土屋監督。だからこそ、1区には信頼を寄せる主将の安藤を起用した。2、3人の候補者から「一番最適。きっちりと仕事をしてくれる」と任せた。
安藤は「ガラスの脚」と言われるほど、けがに泣かされてきた。それでも、別メニューのときも下を向かず、チームをまとめてきた。「10番前後でいければ、後の子たちが流れをつくりやすい」と安藤。強豪集う区間。今年はコースを試走できなかったが、12月上旬にチームは自転車と車でコースを走った。ポイントとなる上り坂のイメージもできている。
2区には大塚を起用。10月の高校陸上で男子1500メートルを制した力の持ち主だ。土屋監督は「区間賞を狙ってほしい」と背中を押す。愛知県予選は故障で出場できなかった小林亮太(3年)もギリギリで間に合い、5区にエントリーした。「あとは生徒を信じるだけです」と土屋監督。1区で食らいつき、2区で差を詰める。プラン通り進めば、おのずと上位は見えてくる。 (島田明)
■1区磯部で勢い 女子の安城学園
初出場を果たした女子の安城学園(愛知)は、都道府県予選のタイムが出場校中4位(トラックレースで予選を行った高校を除く)。予選で1区の記録が今大会の出場選手中2位(同)だった磯部から波に乗れば、入賞の8位以内も狙えそうだ。監督会議に出席した石田監督は「わくわくして、楽しみしかない。1区からいい走りができれば、最後にいいことがあるような気がする」とニンマリ。万全の状態で初の都大路を駆けだす。
(2020年12月20日 中日スポーツ8面より)
全国高校駅伝大会は、20日に京都市のたけびしスタジアム京都発着のコースで男子が42.195キロ、女子が21.0975キロのレースが行われる。大会前日の19日は同市の市民スポーツ会館で監督会議が開かれ、各校のオーダーが発表された。7年連続出場となる男子の豊川(愛知)は1、2区の計13キロをポイントとし、主将の安藤圭佑(3年)と大塚直哉(2年)を起用。序盤でペースをつかむ作戦で入賞を狙う。
入賞を狙うからこそ、序盤から勝負をかける。豊川の土屋貴幸監督(26)は仙台育英(宮城)や佐久長聖(長野)など上位12~13校の入賞争いになると想定。大エースがいない今年の布陣だからこそ、早めに脱落するわけにはいかない。
「3区に入るところで入賞の見えるところにいたいです。なんとか1、2区を我慢したい。特に1区」と土屋監督。だからこそ、1区には信頼を寄せる主将の安藤を起用した。2、3人の候補者から「一番最適。きっちりと仕事をしてくれる」と任せた。
安藤は「ガラスの脚」と言われるほど、けがに泣かされてきた。それでも、別メニューのときも下を向かず、チームをまとめてきた。「10番前後でいければ、後の子たちが流れをつくりやすい」と安藤。強豪集う区間。今年はコースを試走できなかったが、12月上旬にチームは自転車と車でコースを走った。ポイントとなる上り坂のイメージもできている。
2区には大塚を起用。10月の高校陸上で男子1500メートルを制した力の持ち主だ。土屋監督は「区間賞を狙ってほしい」と背中を押す。愛知県予選は故障で出場できなかった小林亮太(3年)もギリギリで間に合い、5区にエントリーした。「あとは生徒を信じるだけです」と土屋監督。1区で食らいつき、2区で差を詰める。プラン通り進めば、おのずと上位は見えてくる。 (島田明)
■1区磯部で勢い 女子の安城学園
初出場を果たした女子の安城学園(愛知)は、都道府県予選のタイムが出場校中4位(トラックレースで予選を行った高校を除く)。予選で1区の記録が今大会の出場選手中2位(同)だった磯部から波に乗れば、入賞の8位以内も狙えそうだ。監督会議に出席した石田監督は「わくわくして、楽しみしかない。1区からいい走りができれば、最後にいいことがあるような気がする」とニンマリ。万全の状態で初の都大路を駆けだす。
(2020年12月20日 中日スポーツ8面より)