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スポーツ 2020.12.15

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東海学園高等学校

全国高校サッカー 愛知県代表 東海学園 悲願1勝へチーム力

東海学園高の(左から)佐藤汰一主将、鶴田道弘監督、前田季於篁校長=中日新聞社で(桜井泰撮影)

東海学園高の(左から)佐藤汰一主将、鶴田道弘監督、前田季於篁校長=中日新聞社で(桜井泰撮影)

 第99回全国高校サッカー選手権(31日開幕、首都圏の9会場)の愛知県代表となった東海学園高の鶴田道弘監督(52)やセンターバックの佐藤主将(3年)らが?日、名古屋市中区の中日新聞社を訪れ、7大会ぶり4度目の出場となる大会への意気込みを語った。

 名古屋グランパス創設期にMFとしてプレーした鶴田監督が目指すのは「心を打つようなサッカー」。突出した選手がいない分、全員が攻守に走り、互いのミスをカバーする。佐藤は「何をするにしても、本当に11人でできる」とチーム力に自信を見せる。

 県予選では全5試合を計9得点&無失点で勝ち抜いた。堅守が目立つが、「攻撃を一番に見てほしい」と佐藤。最大の売り物は、ボール保持を主体とした攻撃的なスタイルだ。

 新型コロナウイルスの影響で、異例ずくめとなった1年間。休校した期間も長かったが、夏前の練習再開時に選手のプレーを見た指揮官は「かなりやってきたな」と選手の状態の良さに驚いたという。与えられたノルマ以外にも自主的に何が必要かを考えられる思考力は、ピッチでの戦術理解度にも通じている。

 強豪の青森山田と対戦する可能性がある3回戦進出が目標だが、まずは31日の高知・明徳義塾戦(東京・駒沢陸上競技場)に集中する。過去3大会は全て初戦敗退。鶴田監督は「全国のレベルは高いが、何とか上に行きたい」と悲願の1勝をきっかけに上位進出を目指す考えだ。 (牧原広幸)

(2020年12月15日 中日スポーツ7面より)

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