公共空間としての道路の有効な活用方法を考えようと、岐阜市が１５日まで実施している「トランジットモール」のホリデープログラムが１４日、市中心部で始まった。２日間にわたりステージイベントなどが開催される。

　オープニングセレモニーでは、柴橋正直市長が「道路も公共空間。遊ぶ、飲食をする、音楽を奏でるということが、この空間で実践されていく。近未来を体験してもらい、オール岐阜の力でまちづくりを進めていきたい」とあいさつした。岐阜聖徳学園高校の和太鼓部の演奏もあり、会場に力強い音色が響いた。

　４車線の道路のうち３車線を規制して設けた区域「公共交通フェスタ」では、ダンスやチアリーディングなどのステージイベントのほか、パトカーや白バイなどの展示もある。もう一つの区域「ヤナガセパークライン」では、スケボーの体験などがあり、親子連れなどが楽しんでいた。　（大沢悠）

（2020年11月15日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）