お知らせ 2020.11.14
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防災マニュアル 改訂知ろう 岡崎城西高生徒会 取り組み
岡崎市の岡崎城西高校(中園町)で、生徒会が中心となって学校の防災マニュアルを改訂する活動「防災訓練アップデートプロジェクト」に取り組んだ。10日に同校で震災の学習会があり、改訂した本年度のマニュアルの概要を発表した。併せて、大地震を想定した避難訓練もあった。(鈴木渉太)
改訂マニュアルは、生徒会有志が学校の防災マニュアルを調べ、改善点などを防災担当の教員と協議した。「全校生徒に共有されていないことが多い」といった生徒の指摘を取り入れて本年度版の改訂マニュアルを作った。作業に加わった3年の足立さん(17)と酒井さん(17)が改訂の概要や作業について校内放送で紹介した。生徒会副会長の2年水谷さん(17)は「震災を自分のこととして考えることが大切と分かった。これからも防災意識を高めていきたい」と話した。
学習会では、1995年の阪神大震災を当時中学3年生で経験した神戸市出身の石原裕樹教諭(40)の講義もあった。石原教諭は、震災当日の出来事を話し「部屋の家具は倒れ、電気やガスはつかない。水は飲めなかった」と振り返った。また、2011年の東日本大震災で被害を受けた岩手県陸前高田市の様子や放射線被害で帰宅困難地域に指定された地域を写真で説明した。
避難訓練は、震度7の地震が発生し、教室に教員がいない想定で実施。生徒らは教室や廊下にガラスの破損がないかなどを確認。「ゆっくり慌てないで」と避難を呼び掛ける生徒もいた。新型コロナウイルス感染拡大で今年は年2回の訓練が今回だけとなった。
岡崎城西高は、東日本大震災が発生した翌12年から生徒が被災地に足を運ぶ。生徒会は昨年8月、宮城県多賀城市や気仙沼市を訪れ、都市部と沿岸部の復興の進み具合の違いなどを、復興応援団(宮城県南三陸町)の佐野哲史代表(45)らから学んだ。
(2020年11月14日 中日新聞朝刊西三河総合版より)
改訂マニュアルは、生徒会有志が学校の防災マニュアルを調べ、改善点などを防災担当の教員と協議した。「全校生徒に共有されていないことが多い」といった生徒の指摘を取り入れて本年度版の改訂マニュアルを作った。作業に加わった3年の足立さん(17)と酒井さん(17)が改訂の概要や作業について校内放送で紹介した。生徒会副会長の2年水谷さん(17)は「震災を自分のこととして考えることが大切と分かった。これからも防災意識を高めていきたい」と話した。
学習会では、1995年の阪神大震災を当時中学3年生で経験した神戸市出身の石原裕樹教諭(40)の講義もあった。石原教諭は、震災当日の出来事を話し「部屋の家具は倒れ、電気やガスはつかない。水は飲めなかった」と振り返った。また、2011年の東日本大震災で被害を受けた岩手県陸前高田市の様子や放射線被害で帰宅困難地域に指定された地域を写真で説明した。
避難訓練は、震度7の地震が発生し、教室に教員がいない想定で実施。生徒らは教室や廊下にガラスの破損がないかなどを確認。「ゆっくり慌てないで」と避難を呼び掛ける生徒もいた。新型コロナウイルス感染拡大で今年は年2回の訓練が今回だけとなった。
岡崎城西高は、東日本大震災が発生した翌12年から生徒が被災地に足を運ぶ。生徒会は昨年8月、宮城県多賀城市や気仙沼市を訪れ、都市部と沿岸部の復興の進み具合の違いなどを、復興応援団(宮城県南三陸町)の佐野哲史代表(45)らから学んだ。
(2020年11月14日 中日新聞朝刊西三河総合版より)