プロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズから５位指名を受けた豊橋中央高の中川拓真捕手（１８）が４日、豊橋市の同校で指名あいさつを受けた。「吉田正尚選手とクリーンアップを打てる選手になりたい」と意気込んだ。

　指名あいさつに訪れたのはオリックスの谷口悦司スカウト（４１）ら２人。中川捕手は、現役時代に捕手として活躍した中嶋聡監督代行（５１）の名を挙げ、「追いつき、追い越せるような大物になりたい」と話した。あいさつに先立ち、中嶋監督代行のサインボールも受け取った。

　中川捕手は高校通算４４本塁打を放ったパワーが持ち味。強肩も高い評価を受けている。あいさつ後、谷口スカウトは取材に「打てる捕手として明るい性格でチームを引っ張り、黄金世代をつくってほしい」と期待を口にした。（斎藤徹）

（2020年11月5日　中日新聞朝刊東三河総合版より）