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高校野球 スポーツ  2020.11.06

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享栄高等学校

上田ゆるゆるボディで支配下だ 伸びしろたっぷり軟体系左腕

指名あいさつで近藤スカウト(左)とポーズを取る=名古屋市瑞穂区の享栄高で(中嶋大撮影)

指名あいさつで近藤スカウト(左)とポーズを取る=名古屋市瑞穂区の享栄高で(中嶋大撮影)

■竜育成2位 指名あいさつ

 伸びしろたっぷりの“軟体左腕”だった。中日から育成ドラフト2位指名された愛知・享栄高の上田洸太朗投手(18)が5日、名古屋市内の同校で指名あいさつを受けた。富山県高岡市で過ごした中学時代はボーイズ日本代表に選ばれた金の卵。特長は柔軟性で、肩関節の柔らかさをメディアの前で披露した。

 「中学時代からストレッチで取り入れていて、高校時代もやってきました」。可動域はプレーの質につながる。後輩に手伝ってもらいながら背中側で両肘をくっつけてきたという。

 同校出身の近藤真市スカウトは「育成ですから厳しい道のりになるが、肩、肘に柔らかさがある。上半身で140キロ超の真っすぐを投げられる。下半身をしっかり鍛えればもっとよくなる」と評価。後輩左腕は「しっかりトレーニングを積んで、1日でもはやく支配下登録されるように頑張ります」と意気込んだ。

 上田は今年3月、センバツに出場予定だった大阪桐蔭との練習試合で4安打完封。一気に各球団スカウトの注目を集めた逸材が、飛躍する可能性は十分にありそうだ。 (川本光憲)

(2020年11月6日 中日スポーツ4面より)

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