進学ナビ

HOME > 高校ニュース > 高校野球

高校ニュース

高校野球 スポーツ  2020.11.04

この記事の関連校
日本福祉大学付属高等学校

日福大付が初V 全尾張高校野球 大府に6-0

9回を被安打3に抑えた松山投手=阿久比球場で

9回を被安打3に抑えた松山投手=阿久比球場で

 第130回全尾張高校野球選手権大会の決勝と3位決定戦が3日、阿久比町の阿久比球場であった。決勝では、日本福祉大付が大府を6-0で完封し、初優勝を果たした。3位決定戦は、半田東が愛知黎明を3-1で下した。(三宅駿平)

■無死満塁ピンチ切り抜けて完封 日福大付・松山投手

 9回、最後の打者を三ゴロに打ち取ると、松山の目から涙があふれてきた。「大府は良い打者ばかり。気持ちでは負けないつもりで向かっていった」。その言葉どおり、一球投げるたびに雄たけびを上げる気合の投球。大府打線を沈黙させ、チームを初の優勝に導いた。

 初回から直球が走り、切れのある変化球も要所で決まり、凡打の山を築かせた。

 ピンチを迎えたのは8回。味方のミスや死球などで無死満塁に。しかし慌てることはなかった。野手がマウンドに集まり、伝令の選手はチームメートのものまねをした。「これで緊張がほぐれた」。8番久保を一ゴロに打ち取った後、9番山本の当たりは右方向へ。一塁線を抜けるかという当たりだったが一塁手遠藤が飛びついて好捕し併殺に。運にも恵まれたが、相手にホームを踏ませなかった。

 大府は昨夏から一勝もできなかった相手。「今夏の県大会で対戦したときは、ベンチ入りさえできず悔しい思いをした」。悔しさをバネに雪辱を果たしての勝利。「今後は一戦一戦全力で投げるだけ」。さらなる成長を誓った。

▽決勝戦
大府 000000000|0
日福大付 00022110x|6
(大)竹田、毛呂、徳永、小林大-椎野
(日)松山-谷

▽3位決定戦
愛知黎明 000000100|1
半田東 00001110x|3
(愛)森、櫛田、伊藤、山本-野村、加藤優
(半)都築-新海

(2020年11月4日 中日新聞朝刊尾近知総合版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ