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高校野球 スポーツ  2020.10.25

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星城高等学校 栄徳高等学校 中部大学第一高等学校 中部大学春日丘高等学校

高校野球尾東大会 星城が26回目優勝 栄徳にコールド勝ち

優勝した星城の選手ら=いずれも春日井市民球場で

優勝した星城の選手ら=いずれも春日井市民球場で

 全尾張高校野球選手権大会第77回尾東大会(中日新聞社後援)が24日、春日井市民球場であり、決勝は星城が9-2で栄徳にコールド勝ちし、昨秋に続き26回目の優勝を果たした。3位決定戦は中部大春日丘が11-4で中部大第一にコールド勝ちした。大会は例年春と秋に開催。今春の大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。今回は春日井、瀬戸、尾張旭、日進、長久手、豊明市と東郷町の6市1町から18校17チームが出場し、トーナメントで争った。 (小林大晃)

■序盤から着実加点

 序盤に鮮やかな攻撃力を見せた星城が、中盤以降も着実に加点し、栄徳を突き放した。

 星城は2回、2死二、三塁から谷口の適時中前打で2点を先制。3回には2四球と敵失で無死満塁の好機をつくり、小島の犠飛や森瀬、谷口の適時長短打などで5点を挙げた。投げては藤沢が要所を抑えて8回を投げ抜き、2失点とまとめた。

 栄徳は5回、藤井の右中間三塁打を足掛かりに1点を返し、7回には1死から山本、内山の連続長短打で1点を奪ったが、後が続かなかった。

■与えた四死球ゼロ 投球冷静守り勝つ 星城・藤沢投手

 「序盤は制球に苦しんだ」。その言葉がうそに感じられるほど、星城のエース藤沢侑也投手(2年)の投球は冷静だった。内角への球がさえ、内野ゴロの山を築いて栄徳打線に付け入る隙を与えなかった。

 序盤に先制して逃げ切る試合展開。「藤沢を中心に守り勝つチームを目指してきた」と語る木下秋次監督にとって、狙い通りの展開だった。

 肩のけが明けで出場した秋の県大会。優勝した中京大中京とは2度、顔を合わせ、ともに先発としてマウンドに立った。試合は地区予選で勝利するも、本大会では敗戦。その経験を糧に、走り込みなど下半身の強化に取り組んで状態を上げ迎えた今大会だった。

 チームは「甲子園で勝つ」ことが目標。実現するためには、中京大中京は越えなければならない壁だ。直近の課題としていた制球力は、今日も四死球ゼロと上がってきた。「球速も上げて必ずリベンジしたい」と、まずは春の県大会に向けて闘志を燃やしている。

▽決勝
星城 02500101|9
栄徳 00001010|2
(8回コールドゲーム)
(星)藤沢-森瀬
(栄)室伏、長谷-池田

▽3位決定戦
中部大第一 1011010|4
中部大春日丘 2500004x|11
(7回コールドゲーム)
(一)佐藤、村瀬、松本-大須賀
(春)長谷川、新宅、榊原-早坂
本塁打 月森(春)

(2020年10月25日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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