第７３回秋季東海地区大会は２４日、三重県の四日市市営霞ケ浦第一球場などで１回戦４試合を行い、東邦（愛知２位）至学館（同３位）海星（三重３位）岐阜第一（岐阜３位）が勝ち、２５日の準々決勝に進んだ。

　東邦は加藤学園（静岡３位）との接戦を５－４で制した。至学館は６－４で大垣商（岐阜２位）に逆転勝ちした。

　海星は７－６で常葉大菊川（静岡２位）に競り勝った。岐阜第一は９－５で松阪商（三重２位）に快勝した。

　海星が１点差を追う９回、２度のスクイズで３点を奪って逆転した。１死一、三塁で９番牧志が三塁線へ転がした打球が内野安打となった間に同点。死球を挟んで２番勝田の犠打は２ランスクイズに。森下監督は「２ランスクイズは走者の判断。打てなくても得点できるように練習してきた」とうなずいた。

　２回までに５点のリードを許す展開にも、勝田は「落ち込まずに逆転しようという雰囲気があった」と振り返る。準々決勝の相手は前回優勝の中京大中京（愛知１位）。森下監督は「終盤まで食らい付きたい」と決意を示した。

（2020年10月25日　中日新聞朝刊18面より）