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高校野球 スポーツ  2020.09.28

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中京大学附属中京高等学校

中京大中京 3安打2打点 原 復調

3安打2打点で勝利に貢献した中京大中京の原尚輝内野手(麻生和男撮影)

3安打2打点で勝利に貢献した中京大中京の原尚輝内野手(麻生和男撮影)

■主砲活躍 東海大会進出

 愛知では東邦と中京大中京が決勝進出を決めるとともに、来春のセンバツ大会の重要な参考資料となる秋季東海大会(10月24、25、31日、11月1日、三重・ダイムスタジアム伊勢、四日市市営霞ケ浦第一)への出場を決めた。静岡では加藤学園が3位決定戦で三島南を振り切り東海大会の出場権を獲得。決勝は藤枝明誠が常葉大菊川に大勝し、優勝した。

■脱力を心掛けて

 主砲のバットから久しぶりに快音が響いた。中京大中京の4番・原尚輝内野手(2年)が3安打2打点の活躍。1回、3試合ぶり安打が先制の適時二塁打になると、2点リードの7回は中前への鋭い打球を直接捕球しようとした中堅手が後ろへそらす間に、一気にホームへ。ランニング本塁打が貴重な追加点になった。

 「(打席で)脱力することを心掛けた。三振ばかりの中で、初回に1本出たのが良かった」

 公式戦が28戦全勝だった前チームでも、秋の県大会までは背番号5を付けていた好素材。だが、今大会は調子が上がらず、安打が出たのは2回戦の星城戦だけ。3回戦の愛産大三河戦は3打数2三振、26日の準々決勝の誉戦も4打数3三振と不調に陥っていた。

■不調を振り払う

 「何かを変えないといけない」。そう思い手にしたのが、前チームの不動の1番・西村からもらったバット。これまで使っていたものより0・5ミリ短いバットを持ち「気持ちをリフレッシュできた」。不振を振り払うきっかけになった。

 目標は昨秋と同じ「神宮制覇」だ。「個々の能力は高くないけど、一人一人が何をできるか突き詰めている。その結果が試合に出ている」。復調気配の主将を先頭に、先輩と同じ道をたどるつもりだ。 (麻生和男)

▽準決勝(小牧市民)
中京大中京 100013102|8
至学館 000300010|4
(中)柴田、畔柳-西川、加藤
(至)石川、清水、山本、古田、石川、小谷、石川-山岡聖
本塁打 秋山(至)、原(中)

(中京大中京、東邦は秋季東海大会に出場決定)

(2020年9月28日 中日スポーツ8面より)

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