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お知らせ スポーツ  高校野球  2020.07.18

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高山西高等学校

高山西高ウインドアンサンブル部 球場に行けない悔しい思い胸に 壮行会で迫力の応援演奏

野球部員の前で応援演奏を披露するウインドアンサンブル部員ら=高山市下林町の高山西高で

野球部員の前で応援演奏を披露するウインドアンサンブル部員ら=高山市下林町の高山西高で

■岐阜県高校野球 あす初戦

 全国高校野球選手権岐阜大会の代替として18日に開幕する「夏季県高校野球大会」を前に、高山市下林町の高山西高校で17日、壮行会があり、ウインドアンサンブル部が応援演奏を披露した。今大会では新型コロナウイルス感染防止のため、球場のスタンドでの応援ができない。試合本番で演奏できない悔しさを胸に、野球部員らに迫力の演奏でエールを送った。(横田浩熙)

 同校では例年、この時期に全校生徒による壮行会を開いているが、今年は感染予防のため中止。演奏の機会を失ったウインドアンサンブル部員らが野球部に提案し、今回の壮行会での演奏が実現した。

 この日、ウインドアンサンブル部員39人は野球部員50人の前で、チャンスを迎えた時に演奏する「エルクンバンチェロ」を含む6曲を演奏。昨年全日本吹奏楽コンクール県大会で金賞を取った実力を披露した。野球部員らは雨に打たれながらも奏者を見つめ迫力ある音色に聞き入った。

 ウインドアンサンブル部副部長の大下さん(17)=3年=は演奏後、「球場で演奏できず悔しいが、少しでも野球部の力になりたい一心で吹いた」。野球部の堀之上主将(17)=3年=は「演奏を聴き、やる気がさらに湧いてきた。ウインドアンサンブル部員たちの思いが感じ取れた」と話した。

 同校は19日、高山工業(高山市)と益田清風(下呂市)の勝者と対戦する。堀之上主将は「準備は万全。相手が誰でも全力で倒しにいく」と意気込んだ。

(2020年7月18日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)

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