お知らせ 2020.06.07
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高田高、台湾の生徒 テレビ会議で議論 環境問題を研究
高田高校(津市一身田町)は6日、ともに環境学習に取り組む台湾の高校と、テレビ会議での研究発表会を開いた。互いに集めたデータをもとに自分たちの意見を出し合い、白熱した議論が展開された。
名古屋産業大(愛知県尾張旭市)が実践する環境教育プロジェクトの一環で、高田高は2017年から台湾の高校と二酸化炭素(CO2)の削減をテーマに研究を進めている。19年からは定期的にテレビ会議を実施し、この日は2年生の4人が台湾の6校の生徒とそれぞれの研究を発表した。
高田高では校舎屋上に設置した装置で、二酸化炭素の濃度を計測している。生徒たちは1年をかけて集めた測定結果をグラフ化して示し、「伊勢湾のある東南東からの風が吹く夏に、濃度が高くなっている。二酸化炭素削減を考えるとき、吸収源となる森林だけでなく、海洋環境にも目を向けるべきだ」と提言した。
発表が終わると、全校の生徒たちが発表に対する意見や疑問点を話し合い、理解を深めた。参加した高田高2年の女子生徒(16)は「発表し合うことで、自分たちの分析を客観的な視点で考えることができた。環境問題は一人一人の活動も大事だが、それを外に発信する大切さを実感した」と話した。 (須江政仁)
(2020年6月7日 中日新聞朝刊中勢版より)
名古屋産業大(愛知県尾張旭市)が実践する環境教育プロジェクトの一環で、高田高は2017年から台湾の高校と二酸化炭素(CO2)の削減をテーマに研究を進めている。19年からは定期的にテレビ会議を実施し、この日は2年生の4人が台湾の6校の生徒とそれぞれの研究を発表した。
高田高では校舎屋上に設置した装置で、二酸化炭素の濃度を計測している。生徒たちは1年をかけて集めた測定結果をグラフ化して示し、「伊勢湾のある東南東からの風が吹く夏に、濃度が高くなっている。二酸化炭素削減を考えるとき、吸収源となる森林だけでなく、海洋環境にも目を向けるべきだ」と提言した。
発表が終わると、全校の生徒たちが発表に対する意見や疑問点を話し合い、理解を深めた。参加した高田高2年の女子生徒(16)は「発表し合うことで、自分たちの分析を客観的な視点で考えることができた。環境問題は一人一人の活動も大事だが、それを外に発信する大切さを実感した」と話した。 (須江政仁)
(2020年6月7日 中日新聞朝刊中勢版より)