松阪市久保町の三重高校ダンス部の自主公演が３月８日、クラギ文化ホールで開かれる。昨年に続く自主公演で、２月１、２両日に部員が学校で一般チケットを販売する。

　今年のテーマは「松阪の商店街」。商店街近くに大型ショッピングモールの建設計画が持ちあがった想定で、動揺する店主らが存続に向け、裏切りや困難を乗りこえて協力するストーリー。Ｊポップに乗せ部員８０人と三重中学校の生徒、卒業生らがミュージカル風のステージを披露する。

　部長（１７）は「高校生の目線で商店街の苦悩や団結をダンスで表現する。ぜひ楽しんで」と話す。

　一方、米国でのダンス披露に向けて、１２月から資金を募っているクラウドファンディングは２８日午後５時現在、５９６万円が集まった。最終目標の１２００万円に向け、部員たちは会員制交流サイト（ＳＮＳ）などでさらに協力を呼びかけている。１万円の寄付で、自主公演のステージ正面の指定席チケットも贈られる。３０日まで。

　チケット販売は両日午前１０時から午後３時まで。全席自由席で５００円。開演は昼の部が午後１時半、夜の部は午後５時半。舞台は２時間。２月３日からはメールで申し込める。詳細は三重高のホームページで。（清水悠莉子）

（2020年1月29日　中日新聞朝刊松阪紀勢版より）