スポーツ 2020.01.03
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中部大春日丘 8強逃す 全国高校ラグビー
全国高校大会第4日は1日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合が行われ、2連覇を狙う大阪桐蔭(大阪第1)が日本航空石川とのBシード同士の対決を15-3で制し、準々決勝に進んだ。
Aシード勢はいずれも勝ち、前回大会準優勝で選抜大会を制した桐蔭学園(神奈川)が県浦和(埼玉)に78-5で快勝。京都成章と御所実(奈良)も8強入りした。
東福岡、流通経大柏(千葉)常翔学園(大阪第2)東海大大阪仰星(大阪第3)のBシード勢もベスト8に進んだ。8強はすべてシード校。
抽選の結果、3日の準々決勝は、流通経大柏-東福岡、御所実-東海大大阪仰星、大阪桐蔭-桐蔭学園、京都成章-常翔学園の組み合わせに決まった。
■トライ確信して油断 終了間際逆転ならず
4点差の後半30分すぎに得たラインアウトの好機、中部大春日丘は得意のモールで、敵陣ゴールライン5メートルまで迫った。モールからラックとなり、なお前進。逆転トライによるベスト8入りを確信した瞬間、常翔学園のFWに押し戻され、ボールを奪われノーサイド。フッカーの平沼は「良いモールを組めたが、まっすぐ押せずに崩れた。トライラインが見えて、行けると油断が出た」と悔やんだ。
10-14の後半14分にハーフライン付近のスクラムから相手SHに走られ、トライを許したことが結果的に致命傷となった。ナンバー8の福田は「防御へ行きやすいようにスクラムをコントロールできなかった。余計な失点だった」と振り返った。
ワールドカップ(W杯)日本大会で活躍した日本代表FW姫野(トヨタ自動車)の母校として注目され、「新しい歴史をつくろう」と臨んだ今大会。9度目の出場で6度目の3回戦進出を果たしたが8強入りはまたもお預けに。相手FWが最後に見せた圧力を宮地監督は「8強への壁」と表現。さらに「モールで点を取りきれなかったところも課題に7度目の挑戦をする」と前を向いた。
(伊東朋子)
(2020年1月3日 中日新聞朝刊25面より)
Aシード勢はいずれも勝ち、前回大会準優勝で選抜大会を制した桐蔭学園(神奈川)が県浦和(埼玉)に78-5で快勝。京都成章と御所実(奈良)も8強入りした。
東福岡、流通経大柏(千葉)常翔学園(大阪第2)東海大大阪仰星(大阪第3)のBシード勢もベスト8に進んだ。8強はすべてシード校。
抽選の結果、3日の準々決勝は、流通経大柏-東福岡、御所実-東海大大阪仰星、大阪桐蔭-桐蔭学園、京都成章-常翔学園の組み合わせに決まった。
■トライ確信して油断 終了間際逆転ならず
4点差の後半30分すぎに得たラインアウトの好機、中部大春日丘は得意のモールで、敵陣ゴールライン5メートルまで迫った。モールからラックとなり、なお前進。逆転トライによるベスト8入りを確信した瞬間、常翔学園のFWに押し戻され、ボールを奪われノーサイド。フッカーの平沼は「良いモールを組めたが、まっすぐ押せずに崩れた。トライラインが見えて、行けると油断が出た」と悔やんだ。
10-14の後半14分にハーフライン付近のスクラムから相手SHに走られ、トライを許したことが結果的に致命傷となった。ナンバー8の福田は「防御へ行きやすいようにスクラムをコントロールできなかった。余計な失点だった」と振り返った。
ワールドカップ(W杯)日本大会で活躍した日本代表FW姫野(トヨタ自動車)の母校として注目され、「新しい歴史をつくろう」と臨んだ今大会。9度目の出場で6度目の3回戦進出を果たしたが8強入りはまたもお預けに。相手FWが最後に見せた圧力を宮地監督は「8強への壁」と表現。さらに「モールで点を取りきれなかったところも課題に7度目の挑戦をする」と前を向いた。
(伊東朋子)
(2020年1月3日 中日新聞朝刊25面より)