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スポーツ 2019.12.27

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全国高校バスケ 桜丘(愛知)8強 雪辱へ闘志

桜丘-能代工 第1クオーター、シュートを放つ桜丘・伊藤=武蔵野の森総合スポーツプラザで

桜丘-能代工 第1クオーター、シュートを放つ桜丘・伊藤=武蔵野の森総合スポーツプラザで

 バスケットボールの全国高校選手権第4日は26日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、男子3回戦では前回3位の桜丘(愛知)が能代工(秋田)を77-60で下し、準々決勝に進んだ。2連覇を目指す福岡第一や今夏の全国高校総体準優勝の北陸(福井)なども8強入り。女子準々決勝では高校総体覇者の桜花学園(愛知)や2連覇を狙う岐阜女などが準決勝に進んだ。

■前回王者・福岡第一に今度こそ勝つ

 守備で相手の強みを消した。桜丘は能代工に17点差で快勝。前回大会の準決勝で屈した王者、福岡第一と準々決勝で再戦することになった。

 走るバスケが持ち味の相手に、力を入れて練習してきたというゾーン守備で対抗。隙のない守りからボールを奪い、速攻で点を積み重ねた。ゾーン守備を用いた戦術が得意という江崎監督が「こんなにうまくいくとは思わなかった」と上機嫌で振り返る完勝だった。

 前回大会で圧倒的得点力を見せた富永啓生(米レンジャー短大)のようなエースは今年のチームにはいないが、全員で攻めて4人が2桁得点。後半にファウルを受けながらのシュートや3点シュートを決めて13点を挙げた木村は「勝ててほっとした」と表情を緩めた。

 夏の全国高校総体では初戦敗退と屈辱を味わったが、今回は強豪対決を制して実力を証明した。同監督は「能代工に勝つ目標を達成したのでもういいです」と冗談を言いつつも「相手の戦術はよく知っている。ゆっくり攻めてロースコアで勝負したい」と昨年の雪辱に意欲を見せた。

■24点差の圧勝劇 桜花学園

 女子の桜花学園は精華女(福岡)に24点差で圧勝した。序盤から優勢で、前半は10点リードで終了。第3クオーターには隙のない守りで失点を抑えて突き放した。ベスト8で敗退した前回大会の成績を上回ったが、常勝軍団に隙はない。前回準優勝の大阪薫英女学院と戦う準決勝に向け、主将の平下愛は「まずはしっかりディフェンスして勝ちきりたい。今から練習です」と足早に会場を後にした。

(2019年12月27日 中日スポーツ5面より)

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