スポーツ 2019.12.20
- この記事の関連校
- 岐阜女子高等学校、高山西高等学校
岐阜女子 初 2連覇へ照準 全国高校バスケ23日開幕

2連覇を狙う岐阜女子の選手=岐南町三宅の岐阜女子高で
全国高校総体準優勝の岐阜女子は伝統の堅守が今年も光り、優勝候補の一角に挙げられる。28年連続出場の名門を引っ張るフォワードの林主将(3年)は昨年から主力を務め、前年大会の優勝にも貢献した。得意の3点シュートを武器に「今まで支えてくれたメンバーにも優勝を見せてあげたい」と闘志を燃やす。
高校総体で敗れた桜花学園(愛知)には公式戦で2連敗中。順当に勝ち上がれば決勝で再戦することになるが、フォワードの体格差では分が悪いだけに攻守両面でのリバウンドをいかに奪うかが勝利への鍵となる。
安江満夫監督は「夏と同じ戦いをしては同じ結果になる。機動力を生かして勝負したい」と策を練り、ガードの藤田選手(3年)は「流れを読みながら落ち着いてプレーしたい。周りを生かしながら点も取りたい」と意気込む。初戦となる24日の2回戦は高岡第一(富山)-市立尼崎(兵庫)の勝者と戦う。
■男子初出場 高山西まず1勝目指す
飛騨勢初の出場を決めた高山西は、24日の1回戦で八王子学園八王子(東京)と対戦する。県決勝では激しいディフェンスを武器に美濃加茂の攻撃を寸断し、5連覇を阻止した。
ガードの不破主将(3年)は「楽しみで仕方ない。特別な思いを持って、できるだけ上にいきたい」と話す。外角シュートを多投する相手に対し、ボール保持者にプレッシャーを掛け続けられるかが勝敗を分ける。
■女子5年連続 県岐阜商2回戦突破を
岐阜女子が高校総体準優勝枠で出場するため女子の県代表となった県岐阜商は初戦突破した2年前の再現を狙う。内外でバランス良く得点できる攻撃が持ち味。名門の東京成徳大(東京)と23日の1回戦でぶつかる。
1年時からレギュラーを務めるセンター黒川選手(3年)は「3年間の集大成を見せたい。どれだけ通用するか楽しみ」と話す。チーム全体でハードワークを徹底し、同校初の2勝を目指す。
(2019年12月20日 中日新聞朝刊岐阜県版より)