第９９回全国高校ラグビーフットボール大会（大阪・花園ラグビー場、２７日開幕）に県代表として出場する春日井市の中部大春日丘高校ラグビー部の壮行会が１８日、同校体育館であった。サプライズゲストとして、同部ＯＢでラグビーワールドカップ（Ｗ杯）日本代表のナンバー８、姫野和樹選手（２５）が姿を見せ、選手たちを激励した。

　体育館後方に姫野選手が現れると、生徒たちから歓声が上がった。姫野選手は「夢や目標を持ち、その実現のために何が必要なのかを考えて行動すれば壁を越えられる」と選手たちにエールを送った。

　生徒たちは、Ｗ杯で幾度も日本代表の窮地を救った得意のジャッカル（タックルで倒した相手のボールを奪うプレー）の披露を要望。姫野選手がラグビー部員相手に実演する場面もあった。

　壮行会で徳重主将（１８）は「支えてくれた人々への感謝を忘れず、初のベスト８を目指します」と活躍を誓った。７年連続９回目の出場となる春日丘高は過去３大会ともベスト１６。今大会はＢシードとして３０日の２回戦から登場し、札幌山の手高（南北海道）－高鍋高（宮崎）の勝者と戦う。　（高岡涼子）

（2019年12月17日　中日新聞朝刊県内総合より）

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