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スポーツ 2019.12.17

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高山西高等学校

バスケ男子全国 さるぼぼで応援 高山西高 OG、夢託し贈る

贈られたオリジナルさるぼぼを手に、笑顔を見せるOGの山口さん(左)と不破主将=高山市下林町の高山西高で

贈られたオリジナルさるぼぼを手に、笑顔を見せるOGの山口さん(左)と不破主将=高山市下林町の高山西高で

 バスケットボールの全国高校選手権大会(ウインターカップ、23~29日)に初出場する高山西高(高山市)男子バスケ部に15日、同校女子バスケ部OGからオリジナルさるぼぼが贈られた。試合中はベンチに置かれ、選手たちの活躍を見守る。(横田浩熙)

 オリジナルさるぼぼは、全長46センチ。黒色の体に、同校のシンボルカラーである緑のユニホームをまとい、胸に「高山西」の3文字が入っている。頭には「必勝」と書かれた手作り鉢巻きを巻いた。

 贈ったのは、現在も指揮を執る打江謙二監督(58)から20数年前に指導を受けた1、2期生9人。現役時代は、全国大会行きが懸かった大一番の試合で敗北。前半に10点のリードを奪うも後半に逆転を許し、2点差で涙をのんだ。

 一方、男子バスケ部の現役部員たちは、11月にあった県大会決勝で、試合終了間際に1点差をひっくり返す劇的な逆転勝利。同校初となる全国大会への切符をつかんだ。

 後輩の大活躍は、OGらに「あの試合に勝っていれば」とかつての悔しさを思い出させると同時に、応援する気持ちに火を付けた。昔のチームメート同士で話し合い、お守りも兼ねてさるぼぼを贈ることに。OGの一人、山口由香里さん(41)は「自分たちがかなえられなかった夢をかなえてくれた。ウインターカップでは思う存分暴れてきてほしい」とエールを送る。

 初戦は24日にあり、相手は八王子学園八王子(東京)。不破主将(18)=3年=は「全国の舞台でもおじけづかず、一戦必勝で上を目指していきたい」と意気込んでいる。

(2019年12月17日 中日新聞朝刊飛騨版より)
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