豊田市の杜若高校吹奏楽部が８日、豊田市寺部町の障がい者向け住宅「チャレンジドホーム寿々（じゅじゅ）　豊田」で演奏会を開いた。入居者や介護士ら約１５人が耳を傾けた。

　同部は定期的に市内の福祉施設などを訪れ、利用者に演奏を披露しており、障がい者施設での演奏会は今回が初めて。

　おそろいのＴシャツに身を包んだ１、２年生の部員２４人は「ルパン三世のテーマ」や「風になりたい」など３曲を演奏。合間には「フルートは音域が広い」などと楽器の紹介を交えた。最後にはアンコールに応え「ヤングマン」を入居者と一緒になって踊り、会場を盛り上げた。

　施設長の寺地錬太郎さん（４４）は「ボランティアで生演奏してもらい本当にありがたい。入居者のみなさんも楽しんでいただけたと思う」と感謝した。（森本尚平）

（2019年9月11日　中日新聞朝刊豊田版より）

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