スポーツ 2019.08.24
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五輪2大会王者 中高生らに〝金言〟 アービンさん、豊田で水泳教室

手を使わず、体をくねらせて進む泳法を教えるアービンさん=豊田市貝津町で
中京大中京高校(昭和区)を中心に、県内の高校の水泳部員38人と中京大の84人が参加。真夏の日差しが照り付ける中、屋外の50メートルプールで指導を受けた。
アービンさんが基本泳法として、手足を使わずに全身をくねらせて進む方法を指導。クロールで水をかく方法は「狭く、深くすれば速く進む。広く、浅くすれば長距離を泳げる」とこつを伝授した。
2000年シドニー五輪で金メダルを獲得後、競技を離れ、アルコール依存症などに苦しんだ時期を経て、12年ロンドン五輪に出場。35歳で迎えた16年リオ五輪で再び金メダルを手にしたアービンさん。「完璧な練習法は存在しないが、自分のベストを尽くすことは誰にでもできる。たくさんの練習で自信を付けて」と参加者に呼び掛けた。
(久野賢太郎)
(2019年8月24日 中日新聞朝刊市民総合版より)