今秋の茨城国体で文化プログラムとして初開催される「全国都道府県対抗ｅスポーツ選手権」のウイニングイレブン（ウイイレ）種目の県代表決定戦が名古屋市中区のＣＢＣホールであった。オープンの部はプロ選手２人を擁する「赤鯱（しゃち）ＳＰＡＤｅ（スペード）」、少年の部は中京大中京高校ｅスポーツ部が優勝し、本大会への切符を手にした。

　ウイイレは実在のプロサッカーチームの選手を操作して試合をする人気ゲーム。県代表決定戦はプレーヤー各３人、前後半各５分のルールで行われた。

　オープンの部には１４チームが参加し、トーナメントで競った。赤鯱は準決勝までの３試合を無失点で勝ち進み、決勝も３－０で快勝した。全国で１５人しかいないウイイレのプロライセンスを持つ選手２人が所属。リーダーでプロの藤田祥平さん（２９）＝豊田市永覚新町＝は「ゲーム中は声を掛け合っても間に合わない。無言でプレーする中、パスが欲しい時にもらえるなど、練習の成果が出た。全国でも成績を出したい」と話した。

　本大会の種目はほかに「グランツーリスモＳＰＯＲＴ」「ぷよぷよｅスポーツ」があり、すでに県代表が決まっている。県代表は１０月５、６日に茨城県で開催される本大会に出場する。　（松野穂波）

（2019年9月1日　中日新聞朝刊県内総合版より）

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