お知らせ 2026.02.18
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東邦高生徒会に人権賞 戦争体験を次世代に伝え継ぐ活動

県弁護士会の人権賞に選ばれ、表彰状と記念品のひまわりのレリーフを受け取る東邦高の生徒ら=名古屋市中区の県弁護士会館で
■県弁護士会 25年度表彰式
同高校は前身の東邦商業学校時代、勤労動員中の生徒と教員20人を1944年の名古屋空襲で亡くした。2014年、当時の生徒会が「名古屋空襲慰霊の日」の制定を求め、名古屋市に要望書を提出。この活動が実を結び、市は24年、5月14日を「なごや平和の日」と定めた。
他にも空襲犠牲者の1人である朝鮮半島出身の留学生の遺骨を遺族に返還するための活動、文化祭に複数の政党の国会議員を招いて平和や憲法9条に関する討論を企画したことなど、多様な取り組みが授賞理由に挙げられた。
表彰式には代表の生徒6人が出席。戦争体験者から聞き取った話を基にした絵本「おかちゃんとピース!」の制作で英訳を担当した3年の生徒(18)は「平和への思いを未来につないでいくことが一番大切」と話した。
人権賞は県内で人権擁護に取り組む個人や団体に毎年贈られ、37回目。高校生が対象になるのは初めて。表彰状を手渡した県弁護士会の川合伸子会長は「戦後80年の年にふさわしい受賞。全国の生徒たちが平和の取り組みをいっそう進めるきっかけになってほしい」と話した。
(2026年2月18日 中日新聞朝刊県内版より)
