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きょう準決勝 中京院中京×星稜

バドミントンのシャトルを使い打撃練習する藤田=大阪府吹田市で
星稜は準優勝した1995年以来2度目の決勝進出が懸かり、他の3校はいずれも勝てば初の決勝進出となる。
星稜の注目右腕、奥川は投球練習は行わず、軽めのキャッチボールで調整。対する中京学院大中京は、宿舎近くの公園で体を動かした。履正社は4番の井上らが打撃練習をし、明石商は打撃、守備、走塁とみっちりと練習した。
■シャトルで攻略
中京学院大中京は大阪府吹田市の公園で約1時間半、汗を流した。初の4強入りにも気負いはなく、Tシャツ、短パン姿の選手たちは終始リラックスした表情だった。
相手先発を奥川と想定。150キロ超の直球や鋭いスライダーに対応するため、目慣らしとして利用したのがバドミントンのシャトルだった。ひもで縛り付けてぐるぐる回し、バットを構えた選手は懸命に目で追い続けた。
橋本監督は「120キロの真っすぐは自分の力で打たないといけないが、150キロは半分の力でいい。バットに当たれば反発したボールの方が飛んでいく」と説明し、選手は熱心に耳を傾けていた。
初戦の2回戦から全3試合に先発しているエース不後は、指先の感触を確かめるように?約20球のキャッチボール。「状態はいい」と笑みを浮かべ、奥川との投げ合いを「もう一生ないかもしれない」と楽しみにしていた。
(2019年8月20日 中日新聞朝刊20面より)