全国高校野球選手権大会に出場した桑名市の津田学園高校野球部による野球教室が２１日、同市の津田大山田幼稚園であり、野球部員５人が年長児８３人に野球の楽しさを伝えた。

　いずれも学校法人津田学園が運営しており、学園内の交流の場として昨年から開催。甲子園で戦ったエース桑山投手のほか、井上選手、丹羽選手、本田選手、川辺選手の４選手が参加した。

　園児はプラスチック製のバットでスポンジのボールを打つ練習をした。高校生は園児の体を支えながら「バットを振るときはボールをしっかり見て」などと助言した。投球について質問された桑山投手は「毎日練習したり、プロ野球選手をまねたりするとうまくなるよ」と答えていた。

　参加した園児（６）は「ボールを投げた時に上手と褒められてうれしかった。野球をやってみたくなった」と笑顔。内野手の井上選手は「これをきっかけに野球をやってくれる子がいたらうれしい」と話した。（轟野乃子）

（2025年8月22日　中日新聞朝刊三重総合版より）

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