スポーツ 2025.08.14
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高校総体 柔道男子団体 大成 準々決勝へ

対戦相手を押さえ込む栗栖大将(上)=岡山市のジップアリーナ岡山で
■重圧乗り越え 勝利つかむ
各校の応援が響き、投げの姿勢に入ると「よいしょ」のかけ声がとどろく。全国大会特有の熱気に包まれた会場でも、柔道男子団体で準々決勝に勝ち進んだ大成の時田副将(3年)は「大会の雰囲気にのまれることはなかった」と冷静に振り返った。
3回戦では時田副将の勝利で相手に傾きかけた流れを食い止め、2勝2敗で大将戦を迎えた。栗栖大将(2年)は重圧がかかる中で、相手の隙をついて押さえ込み、技ありで勝ちをつかんだ。「監督やメンバーの応援を聞いて自分の気持ちを切り替えた」という。
次戦の相手は、昨年敗れた岡山の作陽学園。時田副将は「去年は本当に悔しかった」と闘志をあらわにする。団体戦メンバー5人のうち、4人を占める2年生のふんばりにも期待がかかる。渡辺風吹監督が「良い意味で我が強い」と評する選手たちが、それぞれの長所を生かして試合を組み立て、頂点を目指す。(三浦祐次郎)
(2025年8月14日 中日新聞朝刊県内総合版より)