高校野球 2025.07.31
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「全国に名前とどろかせる」 甲子園出場 津田学園 知事に意気込み

甲子園への意気込みを語る選手ら=県庁で
同校はエース桑山投手(3年)を中心にした堅い守備と打撃力を武器に、三重大会の5試合を勝ち抜き、6年ぶり3回目の夏の甲子園出場をつかんだ。準決勝では昨夏の王者・菰野高校を破り、決勝では津商業高校を相手に1-0の接戦を制した。
佐川竜朗監督は三重大会を振り返り、「しびれるような戦いと結末を迎え、全員で勝って泣ける戦いだった。今度は甲子園で、熱い野球を県民の皆さまに見てもらい、笑顔で校歌を歌えるようにしたい」と話した。
主将の恵土選手(3年)は「県代表として恥じぬよう、1戦必勝で全力プレーで戦う」、桑山投手は「一人一人が思いきってプレーして、津田学園らしい野球を見てもらいたい」と意気込んだ。一見知事は「県の声を背中に受けて、粘り強く頑張って」と激励した。
全国選手権は8月5日に開幕し、3日に組み合わせ抽選会がある。
■保護者ら800人 エール 桑名の学校体育館で壮行会
桑名市野田の津田学園高校体育館では30日、選手らの壮行会があった。運営する学校法人「津田学園」の幼稚園児や小中高生、保護者ら800人が集まり、県大会を勝ち抜いた20人の選手たちにエールを送った。
ステージに並んだ野球部の選手と記録員に向かって応援のチアダンスの演舞があり、幼稚園児たちは折り鶴を贈呈した。高校生徒会長の生徒は「日々の練習に真摯(しんし)に取り組む姿は感動と勇気を与えてくれました」とメッセージを読み上げた。
野球部主将の恵土選手は「全員全力野球を貫き、一戦必勝で頑張るので応援よろしくお願いします」と決意を伝えた。佐川竜朗監督は「声援が力になる。甲子園でも桑名市民や三重県民の方々に応援いただきたい」と話した。(大島康介)
(2025年7月31日 中日新聞朝刊三重総合版より)