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高校野球 2025.07.31

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豊橋中央高等学校

甲子園出場決めた豊橋中央選手ら 地元市役所などで抱負 全力で「楽しい野球」貫く

セレモニーで記念撮影する豊橋中央の選手ら=豊橋市役所で

セレモニーで記念撮影する豊橋中央の選手ら=豊橋市役所で

 第107回全国高校野球選手権大会に出場する豊橋中央の選手らが30日、中日新聞社や地元の豊橋市役所などを訪れた。東三河勢では半世紀ぶりとなる夏の甲子園出場にも気負わず、これまで通りの「楽しい野球」を貫く決意を見せた。

 豊橋中央は愛知大会を強打で勝ち上がり、決勝では「私学4強」と呼ばれる強豪校の一角、東邦を決勝初となる延長タイブレークの末、6-5で破った。

 中日新聞社を訪れた砂田主将(3年)は「自分らしく楽しく無邪気にグラウンドを駆け回ったら優勝がついてきた」と振り返った。エースの髙橋投手(同)も「楽しんだもん勝ち。今までで一番楽しい大会になったから一番良い結果になった」と白い歯を見せた。

 豊橋市勢の甲子園出場は74年ぶり。萩本将光監督は「野球に興味がない人たちもファンになってくれた。声援がすごくてありがたかった」と地元の盛り上がりに感謝。「初戦とかベスト8だとか先を考えると転ぶ。『目指さない』野球で勝ち上がる」と力を込めた。

 市役所では、出場予定の全選手らが参加してセレモニーがあり、愛知大会の優勝旗や盾を携えた選手らが笑顔で入場すると、集まった市民、市職員ら約350人(市発表)の拍手や歓声で包まれた。

 砂田主将は「いつも通り、自分たちの楽しくポジティブな野球を見せられるように頑張る」とあいさつ。長坂尚登市長は「全国制覇を目指して頑張ってほしい。皆さんの野球を貫き通して」と期待を寄せた。

 この日は県庁も訪れ、大村秀章知事から「激戦区の愛知で頂点に立ったのは日頃の成果。勝運を持ちながら一戦一戦勝ち上がって」と激励を受けた。

 (小林大晃、小山豪、瀬川若奈)

(2025年7月31日 中日新聞朝刊県内版より)
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