スポーツ 2019.08.10
- この記事の関連校
- 愛知産業大学三河高等学校 愛知高等学校
男子ハンドが準優勝 仲間退場し団結も 勝ち越しはならず

勢いよくシュートを決める森本選手=熊本県山鹿市の市総合体育館で
女子弓道団体は、豊橋商が準々決勝にコマを進めた。
マオリ民族の舞踊「ハカ」を披露し、チームを奮い立たせてから臨んだ香川中央(香川)との決勝は、序盤に点を取り合い、主導権を奪い合う展開に。愛知が果敢に攻め込む場面もあったが、途中で差が開き前半は8-14で終了した。
後半、主力である3年の三谷光翼選手が香川中央の選手と接触して転倒、脳しんとうで救急搬送された。川瀬秀一監督から「動揺せず、しっかり」と声を掛けられたチームは「三谷の分までがんばろう」とさらに団結。14分すぎには18点目を決めて同点に追い付いた。だが勝ち越せず、最後は21-26で涙をのんだ。
3年の森本大貴主将は身長185センチの体格をいかし、上からシュートを投げ込むスタイルで6得点する活躍を見せたが「優勝を目標にしていたので悔しい。後半の苦しいときにゴールを決められなかった」と振り返った。
優勝した香川中央はインターハイ出場常連校。森本主将は「チャレンジャーの気持ちで臨んだ。苦しい組み合わせだったが気持ちは負けていなかったはず。相手が一枚上手だった」と唇をかんだ。川瀬監督は「よくやった。主力選手は国体も控えているので、そこで日本一を勝ち取ってほしい」とたたえた。 (鈴木里奈)
(2019年8月10日 中日新聞朝刊県内総合版より)