能登半島地震の被災地を支援しようと、瑞浪市の中京高校は１５日、文化部の生徒らが出演するチャリティーイベント「中京フェス」を、多治見市十九田町のバロー文化ホールで開いた。

　復興のために何かできないかと吹奏楽部が発案。賛同した文化系の各部が参加して初めて開催した。

　チャリティーコンサートには吹奏楽部、和太鼓部、ダンス部と、幼児教育専攻の生徒でつくる保育クラスｌｏｖｅｋｉｄｓが出演。迫力ある演奏やダイナミックなダンス、演舞で盛り上げた。

　コンサートには外部の団体もゲストとして出演。会場ロビーには写真や書道、美術、茶道の各部が作品を並べた。募金箱で募った義援金は後日、被災地に送る予定。

　吹奏楽部の部長（１７）は「初めての企画だったが、どの部も熱気ある演奏や発表をしてくれた」と手応えを話し、被災地にエールを送った。（伊藤敢太）

（2025年6月16日　中日新聞朝刊岐阜県版より）

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