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お知らせ 2025.05.15

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富田高等学校

一流パティシエの所さんと共同開発 富田高生が特製プリン

特製プリンの商品開発に携わった生徒=岐阜市野一色の富田高で

特製プリンの商品開発に携わった生徒=岐阜市野一色の富田高で

■創立120年に向け企画 父母らへ販売

 岐阜市のパティシエ所浩史さん監修の特製プリンを岐阜市の富田高校商業科の生徒有志が商品開発し、15日に同校生徒の父母らに限定販売した。所さんは「なめらかプリン」の生みの親として知られる有名パティシエ。来年創立120年を迎える同校は、商業科全体で取り組む企画につなげていく考えだ。(浅野宮宏)

 特製プリンは直径5・5センチ、高さ7・5センチの瓶入りで、ブランデーに漬けた和歌山産南高梅のエキスのジュレが載る。

 商品開発はトミタスイーツプロジェクトと銘打ち、部活動「ビズフィア」として昨年8月、2年生5人、1年生3人の8人で発足。同9月以降、放課後などに所さんから商品開発や作り手の心遣い、スイーツ作りの基本となるクッキー作りなどを学んだ。4月2日に生徒が企画した商品を所さんに提案。所さんが3種類のプリンを試作し、校章のウメをモチーフにした案を採用した。この日、2個入り170セットを税込み千円で予約販売し、完売した。

 取り組んだ3年生の男子生徒(17)は「自分たちで考えたものが商品として形になりうれしい」と話す。同女子生徒(17)は「商品化に携われた貴重な経験を進路に生かしたい」と目を輝かせた。

 所さんはPTAに当たる同校育友会の前会長。「全く思い付かない提案もあって新鮮だった」と振り返り「できるだけ今後も協力する」と話す。

(2025年5月15日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)
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