スポーツ 2025.02.03
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中濃駅伝 5部門で36チーム力走
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一般男子・高校男子アスリート優勝の美濃加茂高A=関市小屋名の県百年公園で
大会は、中学男子部門で昨年優勝した美濃加茂市美濃加茂東中学校1年の生徒(13)が「仲間とともに支え合い、たすきに込められた思いをつなぐ」と宣誓し開幕。選手たちは公園内の1周2.6キロ、高低差約50メートルのコースを駆け巡った。
今年から新たに設けた一般男子・高校男子アスリートの部は5人で15.6キロをつなぎ、1区が2周、2~5区が1周をそれぞれ走った。一般男子、一般・高校女子、中学男子、中学女子の部は4人で10.4キロを継走した。(華原士文)
■美濃加茂高A 逆転V 一般・高校男子アスリート
一般男子・高校男子アスリートを制した美濃加茂高Aのアンカーを務めた3年の生徒(18)は3位で受け取ったたすきを1位で持ち帰り、出走直前の「抜くんで大丈夫」という言葉を現実にした。ユニホームで走る最後の戦いを終え「後輩のたすきをつなぎ、勝って終われて良かった」と破顔した。
■関体協A 2年ぶり頂点 一般男子
一般男子の関体協Aは、人数不足でオープン参加だった昨年の悔しさから立ち直り、今年は新メンバー2人が入り、2年ぶりの頂点。4区の日比野誠選手(43)は「優勝してホッとした。メンバーの成長が一番うれしい」と喜んだ。
一般・高校女子で10連覇を達成した美濃加茂高Aは全員が区間賞を取る圧巻の走り。3区の3年の生徒(18)は「去年の記録に届かなくて悔しいけど、全力を出して楽しんで走れた」と晴れやかだった。
中学の男子と女子はともにクラブチーム「美濃加茂ジュニアA」が初優勝を飾った。男子で2区の生徒(14)=美濃加茂東中2年=は「それぞれが全力を出せて、目標の一番になれた。次の大会に経験を生かしたい」と語った。女子で1区の生徒(14)=可児市広陵中2年=は「去年は4区で抜かれて悔しかったので、リベンジの優勝。上り坂も家族の声援を聞きながらがんばれた」と振り返った。
(2025年2月3日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)