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高校野球 2025.01.25

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至学館高等学校

歴史変える 初の1勝を 至学館 春の甲子園 8年ぶり2度目

選抜高校野球大会への出場が決まり喜ぶ至学館ナイン=名古屋市東区で

選抜高校野球大会への出場が決まり喜ぶ至学館ナイン=名古屋市東区で

 3月18日から甲子園で始まる選抜高校野球大会への出場が24日に決まった至学館(名古屋市東区)。8年ぶり2度目の出場となる吉報に、選手たちは「うれしい」「ほっとした」と喜びをかみしめた。

 選手たちは、出場校を発表するインターネット中継を校内で見守った。東海地区の出場枠は3校。3校目に名前を呼ばれると、「よっしゃー」と抱き合い、ハイタッチして喜び合った。

 昨秋の県大会で初優勝し、東海大会で1勝を挙げて4強入りしたが、準決勝で常葉大菊川(静岡県)に敗退。決勝に進出した2校の出場が確実視されたため、残る1枠に入るかどうか分からない状況だった。

 吉報を受け、奥川渉校長は選手に「おめでとう。夢追い人となって頑張ってほしい」と激励。校舎に「祝センバツ高校野球大会出場」と記された垂れ幕が掲げられた。

 その後、選手らはグラウンドで写真撮影に応じ、駆け付けた保護者らが祝福した。選手の弟もくす玉で祝った。

 「甲子園で一緒に野球ができるのは誇らしい。まだまだ時間はあるので、目いっぱい体をつくって、優勝を目指してやる」。鈴木健介監督は選手らに語った。至学館は、春と夏の甲子園に2度の出場経験があるが、まだ勝利したことがない。船橋主将(2年)は「東海代表として恥じないプレーをする。学校としては甲子園で1勝できていないので、自分たちが歴史を変えるつもりで1勝を目指す」と意気込んだ。(大島宏一郎)

(2025年1月25日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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