大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開かれている全国高校ラグビー大会に、県代表として出場している中部大春日丘高（春日井市）は２８日、３０日に控える初戦に向け、近畿大東大阪キャンパスのグラウンドで汗を流した。

　フィールドにボールを投げ入れるラインアウトの連係や、スクラム後の展開を繰り返し確認。出場校の大阪桐蔭高（大阪府）とゲーム形式の練習も行った。川島主将は「これまでやってきた戦術と連係の確認を徹底する。初戦に向けてチームの気持ちも高めていく」と力を込めた。

　シード校の中部大春日丘高は３０日の２回戦から登場。２７日の１回戦で聖光学院高（福島県）に１１２－０で完勝した京都工学院高（京都府）と対戦する。テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」のモデルになった伏見工業高が前身の伝統校で、１回戦の応援スタンドは観客で埋め尽くされた。

　中部大春日丘高の宮地真監督は「花園の舞台で赤黒ジャージーと対戦できる幸せをかみしめつつ、選手たちには普段通りのプレーをしてほしい」と期待した。（伊藤純平）

（2024年12月29日　中日新聞朝刊県内総合版より）