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お知らせ 2024.11.14

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多治見西高等学校

実地で座学で多治見西高 次代の養蜂人材へ 恵那で中高18人が研修

ミツバチの巣箱を見せながら養蜂について解説する堀社長(右)と木原さん(左)=恵那市山岡町田代で

ミツバチの巣箱を見せながら養蜂について解説する堀社長(右)と木原さん(左)=恵那市山岡町田代で

 多治見市の多治見西高校で養蜂に取り組む生徒たちが、国内外で行われる国際農林業協働協会(JAICAF)主催の研修事業に参加している。今月7日には瑞浪市の堀養蜂園の堀孝之社長(39)らから養蜂の技術などを学んだ。(吉本章紀)

 同校には、付属中学生や高校生の有志が自主的に屋上で養蜂を行う「多治見西高校ミツバチプロジェクト」がある。今年で9年目で、メンバーは約30人。蜂蜜は文化祭で販売したり、市内の菓子店の商品に活用してもらったりしている。今年は150キロほどを採取した。

 今年は、JAICAFの高校生を対象とした「次世代の養蜂人材育成のための研修事業」に初参加。8月には同校の生徒2人が海外研修のメンバーとなり、蜂蜜の生産量が急増しているモンゴルで品質管理などを学んだ。

 堀養蜂園は東濃地区で養蜂をしており、7日の研修では中高生18人が、恵那市山岡町田代の養蜂場を見学。防護服を着て巣箱などを間近に見ながら、堀社長と社員の木原佑輔さん(36)から「ミツバチの死因は過労死が一番。そうならないようにコントロールしている」と注意点などの説明を受けた。近くの古民家ではミツバチの特徴や生態の座学もあり、生徒たちは熱心に質問していた。

 プロジェクトリーダーの生徒(16)は「貴重な話が聞けて勉強になったし、体験できる機会の大切さを確認できた」とほほ笑んだ。

(2024年11月14日 中日新聞朝刊東濃版より)

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